高崎東小学童クラブ

高崎市立東小学校に通う児童のための学童クラブです。

「開けられる窓は開けよう」神戸大学付属病院教授 伊藤智雄さん

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  新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、神戸大学付属病院教授の伊藤智雄さん(53)が「窓を開ける運動(#Madoake)」を始めた。オリジナルポスターを会員制交流サイト(SNS)にアップし、「開けられる窓は開けよう」と手洗い同様の習慣づけを呼び掛けている。

 新型コロナは、せきやくしゃみでウイルスが口に入る飛沫感染、せきなどで飛び散ったウイルスが手などを介して体内に入る接触感染があり、空気感染は報告されていない。

 集団感染が起きたライブハウスなど、換気が悪い閉鎖空間では、飛沫が短時間空気中を漂うことがある。政府の専門家会議は、(1)人混み(2)密閉空間(3)近距離での会話や発声-の3条件が重なる場所を避けるよう呼び掛けている。

 換気により、飛沫は屋外へ流れ、ウイルスは不活化する。仮に空気中を漂っていたとしても、その濃度を下げる分だけ感染リスクは低減する。空気の流れをつくることが重要で、伊藤さんによると、タクシーの場合、運転手も乗客も座っている席の窓を数センチ開ければ、お互いの呼気はほとんど交わらないという。

 伊藤さんの長女が作ったポスターは明るいタッチで「風を感じよう」「自分の心も開放的にするために」などのメッセージも添えた。「そよ風を感じる程度で十分。場所によって難しいかもしれないが、閉鎖空間になりがちな会議室やタクシーなどでは工夫してほしい」と話している。

 神戸新聞NEXT 2020/4/2