渋川市 保育所などの登園自粛を NHK NEWS WEB

　太田市で保育士の女性が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、渋川市は、感染防止を強化するため今月１３日から保育所や幼稚園などへの登園を極力、自粛するよう保護者にお願いする文書を出しました。

　新型コロナウイルスの感染拡大を受けて渋川市は、家庭での保育を最優先とし、保育所では仕事を休めないなど保護者から希望があった場合に子どもを預かっています。
　市によりますと、市内に合わせて２０か所ある保育所や幼稚園などでは、ふだん利用している子どものおよそ６割が登園しているということです。
　今月７日、太田市で保育士の女性の感染が確認されたことを受けて、渋川市は感染防止を強化するため市内の保育所、幼稚園、認定こども園への登園を今月１３日から極力、自粛するようお願いする文書を保護者に宛てて出しました。
　ただ、医療機関に勤務していて仕事を休めない場合などは各施設に相談してほしいとしています。
　渋川市は「感染の拡大を防ぐためには今が重要な時期であり、協力をお願いします」としています。

　渋川市の高木勉市長は「県内での感染確認などより状況が厳しくなったことを踏まえて、できるだけ家庭で子どもを見ていただき感染拡大の防止につなげたい。医療関係者以外でも、家庭でどうしても子どもの面倒をみられない人は園とよく相談してもらいたい」と話していました。

　保育所などへの登園の自粛を求められていることについて、３２歳の母親は「働いているとそれほど休めないので厳しいです」と話していました。
　３７歳の母親は「仕方がないとは思いますが、仕事をしているので子どもの面倒を見てもらいたいです」と話していました。